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【言語療育】言語療育の中身

こんにちわ、ことば支援課長です!
本日は、第2回目のブログ。
「言語療育って何をしているの?」のお話です。

 

キッズフロンティアの言語療育には二つの利用方法があります。
1、集団療育に参加してもらいながら、その途中で個室に来てもらう方法。
2、親子で通所してもらい、言語療育を受けてから一緒にお家に帰る方法。
いずれにしても、あまり内容は変わりません。
保護者様が一緒にいるかどうかで、お子様の状態は変わることが多いですが、
「一緒に来たけど、言語療育の時間は外にいますね。」
「子どもがどんなことしているか見たい!」
などなど、お子様の状態に合わせて、保護者様のニーズに合わせて対応しています。

 

さて、実際の療育の中身ですが、「ことば」だけをとっても多岐にわたりますのでいくつか例を。
・実物を音声のマッチング課題、まねっこ課題で、頭の中のイメージと音声の繋がりを大きくします。
・型はめを使って、物事をふるい分けたり選択したりする方法を学習します。
・絵カードを音声で選択する課題で、語彙という頭の中の辞書作りをします。
・単語の音の数をおはじきや数などで表し、音への意識を大きくします。
・状況にあった文章を作ってもらい、単語を繋げたり、入れ替えたり、助詞を使う方法を身につけます。
・「こんな時どうする?」「この後どうなる?」課題で、状況や環境にあったことばの利用を学びます。
・お口の体操や滑舌の練習で、相手に伝わる話し方を身につけます。

 

それぞれ、お子様には興味関心が合って、「これならできる。」「こうやりたい。」を教えてもらい、
課題をカスタマイズすることによって学習効率を高めていきます。
これが中々に難しい、、、。
お子様は教えてくれています、でもこちら側が推測できない。
日々日々、精進です!

 

【本日の一幕】
前回のブログにて、お話しさせてもらったお子様。
先日、お部屋で絵カードと実物マッチングまで進んでいる所を見かけました。
机に向かい、STと双方向性を持ちながら、ことばと向き合っておりました。
お子様の成長には、本当に元気づけられます。
けんた:部屋に入り、Aくんを見る。(おお、やるなぁ!)
Aくん:けんたをチラ見、目線をカードに戻す。(来たの?)
けんた:「今日はお荷物置きに来ただけだから。帰るね。」
Nさん:「は~い。」
Aくん:またチラ見。(どうぞ。)

 

机の上が取っ散らかってようが、椅子に座っていなかろうが、それがその子のやり方なのですね。
「そのやり方だと難しくない?効率悪くない?」と思ってしまいがちなのですが、
それは私の未熟さ故、また色々教えてください!

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